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【プライバシー】Mullvad VPNを使ってみた
プライバシーを保護するために、様々なVPNサービスを探し、その中で最も良さげであったMullvad VPNを契約しました。
VPNは完全にあなたを守れない
利益と個人情報だけが欲しいVPNプロバイダーは、よくこんな事を謳います。
- 「GoogleやMetaからあなたを守る」
- 「家庭内でのセキュリティーを向上させる」
- 「GPSによる追跡を阻止する」
- 「パスワードを保護する」
- 「サイバー脅威からあなたを守る」
正しくはこうなります。
- 「トラフィックの暗号化により、ISP等が通信を傍受できないようにする」
- 「DNSリクエストを暗号化し、アクセスしたドメインの監視を阻止する」
- 「中間者攻撃(MITM)を防ぎ、安全性の低いネットワークでのリスクを軽減する」
- 「接続先のウェブサイトから自身のIPアドレスを隠す」
- 「検閲を回避する」
あくまでもVPNはトラフィックの強化を行うだけであり、習慣を変えない限りあなたはGoogleに監視されたままになります。
この話はまた今度にします。
Mullvad VPN の個人的な評価
速度 (良い)
一部のサーバーを除き、ほとんどのVPNサーバーが10Gbpsの回線で運用されています。
国内サーバーに接続し、速度テストを行いましたが普段と変わらない速度を確保できています。
マルチホッピング (良い、けどまだ不十分)
Mullvadにはマルチホッピング機能が搭載されています。
匿名性を向上させられる上、速度も申し分ないです。普段通りの生活を行えます。
ただし、 Androidにはまだ対応していません。 今すぐ使いたい人はWireguardで接続する方法もあるみたいなので、そっちを使うのがいいかもしれません。
NOTEGithubのissueにこの問題に関するコメントがありました。
既にマルチホップの実装は完了しており、来年の1月には正式なリリースが予定されているようです。
価格
毎月5ユーロで使えます。暗号通貨だと10%引きになるらしい。 あとは他のプロバイダー(IVPN、PIAなど)と比較すると一番安いです。
「無料じゃないの?」とか言われそうですが、無料(タダ)で完全なプライバシーは手に入りません。無料のサービスはたいてい広告を貼ったり個人情報を売却して利益を得ていますから…
あなたもいかが?
インターネット上での追跡から逃れる第一歩としてVPNは非常に有効です。あなたも始めませんか?

